公開日 2017年03月13日(Mon)
故・吉井淳二画伯は曽於出身の画家で、鹿児島だけでなく日本絵画史の上でも重要な画家として知られています。
「吉井淳二記念展」は、曽於市が「絵のまちづくり」運動の一環として毎年開催している記念展で、牧之原の生徒にとっては地元の公募展と言えます。
この記念展には高校生部門があり、今年は高等部の生徒が油絵でチャレンジし見事入選を果たしました。
こちらが入選した高等部2年生、平原さんの作品「イルカの楽園」です。
F30号 キャンバスに油彩で描かれています。
初めて油絵の具を使ったので、慣れない画材に苦戦しました。
また、初めて描くF30 (910mm×727mm)という大きな画面にも戸惑い、どうやって描いたらいいのか迷い続けました。
しかしあきらめず最後まで描き続け、海の中を泳ぐイルカたちの様子を活き活きと描写することができました。
こちらが展示会場となった曽於市の末吉総合体育館です。
入り口には大きく看板が出ていました。
会場はこんな感じ。
吉井展は一般部門の他、ジュニア・小・中・高の部門があり、毎年大勢の人が出品している大隅では一番大きな絵画展と言えます。
各部門とも大隅だけでなく、県下全域の児童生徒が出品していて、レベルの高いとても充実した内容になっています。
初めて描いた油絵で入選できてうれしそうな平原さん、賞状を手にして笑顔です。
絵画展を見学して、他の高校生の作品の素晴らしさに感激したそう。
自分と同じ年頃の高校生が一生懸命に絵に取り組んでいるのを知って、勇気をもらえたみたいです。
これからも自分の世界を描いていってください。
入選おめでとうございました。